車の下まわりを防サビ加工

車の下は意外に気付かないもの

車をご購入される際に、前の車を下取りに出される方も多いと思いますが、意外に下取り価格が低くなってしまい、ガッカリとされる方も少なくないといいます。
実際に、見た目はきれいに見えても、車の車体には様々なダメージが残っており、それが車の査定を低くしている原因だったのです。
車を査定する際、プロの査定士は、表面だけではなく、車の内部も重点的に観察しています。

車のオーナーも、普段から車のお手入れをきちんとしているようでも、意外なダメージが車には残されているもの。
その一つが、車の下まわりのサビです。
サビの原因は、水分が十分にふき取れていない場合に起こるもので、雨の日や洗車の後など、雑にしてしまうとダメージとしてあらわれるものです。

車のサビ防止には防サビ加工対策が一番

車の洗車は、オーナーであれば、数カ月おきに定期的に行うという方も、多いのではないでしょうか。
愛車は常にきれいにしておきたいものですが、どうしても車の下まで、念入りにお手入れをするというのは難しいものです。

特に、車の下まわりのサビは、洗車時や雨の時には下に残りやすく、春先や秋には霜やつゆが残ってしまい、冬には雪とどうしてもさびやすくなってしまいます。
そこで、車のサビ防止にお勧めしたいのが、車専用の防サビ加工によるサビ対策です。
どんなにお手入れをしていても、自然についてしまう水分にはあがなえませんので、防サビ加工処理を施しておくのが一番だからです。

防サビ加工は自分でDIYでもできる

車の防サビ加工は、専門の業者に頼めば、簡単に依頼することは可能です。
しかし、プロの業者に頼むと、数万円あるいは数十万円かかりますので、費用の面を考慮しても自分でやる事は大きなコストダウンにつながります。
防サビ加工に必要なものは、車下廻りの防サビ加工対応専用塗料で「防さびアンダーコート」と呼ばれるものです。

DIY可能なコーティングスプレーですので、車の大きさに合わせて使用する本数を購入しましょう。
様々なメーカーから、防さびアンダーコートは販売されていますが、価格の目安としては、一本2,000円から3,000円ほどです。
新車であれば、一度塗装すれば5年から6年程度、中古であれば2年から3年ほどの効果があります。

防サビ加工の手順

防サビ加工の手順として、意外に重要なのが、塗装前の下準備と乾燥工程です。
中途半端なムラは、サビが出る原因となってしまいますので、手順に沿ってムラなくコーティングしていくのがコツです。

・パーツ外し
インナーカバー/マフラーパーツ/アンダーカバー/前後のバンパー/マッドガードなど、外せるものはすべて外しておきましょう。数年経っている車であれば、カバーなどのクリップが破損してしまうことも考慮し、予備のパーツを購入しておくのがよいでしょう。
・車のドア付近から下まで、塗料が付着しないよう、テープを使い新聞紙などで覆います。
・塗装開始車の下にもぐりこんで塗装しますが、塗料を吸い込まないよう、専用のマスクでしっかりとガードしておきましょう。
後は未塗装部分がないのか確認し、扇風機などを用いて乾燥に専念します。