本棚づくりのポイント
できるだけ物は買わないようにしようと思っていても、ついつい外出先で買ってしまうのが本です。
本は何冊か溜まっていくと置き場所に困ってしまうもので、本棚が1つあっても収まりきらないことも多いものです。
本の収納場所に困っているのであれば、いっそ思い切って自分で本棚をDIYしてみませんか?
本棚は自分で手作りすれば、部屋のスペースを有効に活用することができて大変便利です。
ベッドと窓の間の隙間や、居間のちょっとした空間などにサイズを合わせて、自分だけの本棚を作ってみましょう。
本棚の作り方
本棚を作る際には、まずサイズと素材を決めることが大切です。
できるだけ効率よく本を収納したいのであれば、高さは天井ギリギリに設定するのがおすすめです。
奥行きを決める際には、収納したい本の中で最も大型の本のサイズに合わせるようにしましょう。
例えばA4サイズの本が最も大型本なのであれば、A4のサイズは210×297mmですので、奥行きとして250mmと計算すれば十分です。
文庫本などはこれよりもかなり小さいので、棚の高さを一律にせずに、大きめの本は下段に集め、文庫本などは上のほうの段に置けるように割り振りを決めておきましょう。
木材には合板と無垢材があり、高級感があるのは何と言っても無垢材です。
とはいえ、無垢材は値段も高く、しかも反りが出てしまうことがあります。
私は手軽に入手できる合板を選びましたが、お値段もリーズナブルで、しかも見栄えのいい仕上がりで満足しています。
合板は900×1800mmサイズが規格ですので、このサイズに合わせて無駄が出ないように本棚の大きさを設計するのがおすすめです。
大きな合板をまっすぐに狂いなくカットするのは素人にはなかなか難しいので、ホームセンターで合板を購入する際にカットサービスを利用するのが一番です。
こうすれば、正確にカットされた板を組み立てるだけなので、あとは簡単です。
本棚の組み立て方
本棚が2m以上の高さになる場合には、2つの本棚を作り、後から組み合わせて設置するのがおすすめです。
本棚は、一番下の段から製作していきます。
ネジを打つ位置に鉛筆で印をつけたら、ダボ穴を開けます。
ダボ穴を開けることによって、ネジの頭を隠すことができます。
次に側板を棚板に取り付けますが、作業がしやすいように、いきなりネジ止めをせずに木工用接着剤を使って接着しておくことがポイントです。
本棚の下部には補強の意味も兼ねて、棚受けを設置することも忘れないようにしましょう。
棚受けがなくても本棚は製作することができますが、こういう細かいところに手をかけることによって何年も使える頑丈な本棚を完成させることができますので、ぜひ試してみてください。