トリマーとは
トリマーと聞くと、何やらペットのトリミングの事かと思われる方もいらっしゃいますが、ここで言うトリマーとは木材加工に使用する電気工具のことです。
DIYの楽しみ方の一つに、木工工作を挙げることができます。
木材は、組み合わせ方により、どんなものでも作り上げることができる為、DIYの一つのカテゴリーにもなっています。
トリマーがどのような工具かといえば、主に木材への溝切りや面取り、切り抜きなどを行うものです。
また、ガイドを取り付けることにより、直線や曲線なども正確に行うことができます。
仕組みとしては、先端にビットという刃物が付いていて、このビットを回転させることにより、自在に木材を加工するものです。
トリマーの使い方
トリマーの用途は、基本となる溝切りと、面取りや切り抜きを行うもので、建具や家具の飾り面取りなどにも適しています。
細かい形状を作り出せるため、DIYによる木工クラフトをするには、もってこいの電気工具と言えるでしょう。
ビットには、溝切り用のものと面取り用があり、丸みのある溝を掘りたい場合は丸溝ビット、そしてV字型の溝を掘りたい場合はV溝ビットを使用します。
使い方は、まずビットをトリマーに取り付け、ナットをしっかりと締めつけておきます。
次に、ガイドを取り付けていきます。
ガイドには、ストレートガイドや傾斜ガイドがあり、トリマーを安定させ加工することに役立ちます。
ここで、切削深さを調整しますが、さしがねやスコヤなどでしっかりと計っておきます。
トリマーの選び方
トリマーをセットしたら、後は木材をクランプなどで作業台に固定して、電源を入れた後に加工を開始します。
コツとしては、あまり力を入れ過ぎないこと、そして端材などを使って試し掘りしてみるとよいでしょう。
トリマーの選び方としては、目的に応じて、ビットの軸径/ビットの回転数/電源形式に留意して選ぶのがベストです。
ビットの軸径は、6mmタイプが一般的で、ビットの回転数に関しては、多ければ多いほど仕上がりに比例するとお考え下さい。
そして、電源形式には、充電式のコードレスタイプと、電源コード付きタイプがあります。
コードレスタイプは持ち運びに便利で、利便性は高いのですが、長時間使用するのであれば、指のバッテリーを用意しておきましょう。
おすすめのトリマー機種
おすすめのトリマー機種としては、マキタ/リョービなどの老舗メーカーがあまりにも有名です。
実績があり、万が一のトラブルの際にも対処してもらえますので、できれば国内のメーカーでそろえておきたいものです。
プロ用やDIY用などがあり、目的に応じて購入を決めます。
プロ用のトリマーは、機能性もよく、繊細な加工が可能になる機能が多数搭載されていますが、当然価格は高くなってしまいます。
そこで、まず初めは、比較的価格の安いDIY用から始めてみるのがよいでしょう。